はじめに
「グランドセイコー(Grand Seiko)」は、日本製の確かな品質でビジネスマンに人気の時計ブランドです。
反面、ネット上では「グランドセイコーはダサい」という意見を目にすることもあり、購入を躊躇している方もいるのではないでしょうか?
そこで、本記事では「グランドセイコーダサい」のクチコミの理由や背景を徹底検証していきます。
また、グランドセイコー愛用歴10年の筆者の体験談もあわせてお伝えします。
ダサいと思われないか不安…
グランドセイコーとは
グランドセイコー(Grand Seiko)は、「高級時計と言えばスイス」が当たり前だった時代に、日本の時計メーカーSEIKOが世界に通用するレベルの時計を目指して開発しました。
「最高の普通」そして「実用時計の最高峰」をコンセプトに掲げ、見やすさ、使いやすさ、美しさといった腕時計本来のあり方をとことん追求しており、近年は海外の時計愛好家からも高い評価を受けています。
ロレックスやオメガのような知名度はないものの、身に着けていると「お目が高いね」「良いもの知ってるね」と褒められる、グランドセイコーはそういうブランドです。
グランドセイコーについて詳しくはこちらをお読みください。
「ダサい」の口コミ検証
Twitterや口コミサイトなどでもグランドセイコーについての議論は多くありますが、その技術力を高く評価する声が多くある一方で、「地味」「ダサい」というような批判的な意見も見かけます。
批判的な意見の代表例をご紹介します。
祖父がグランドセイコーを使っていた。昭和のサラリーマンっぽい。
どれも似たようなデザインで同じに見える
国産時計は地味…買うならロレックスでしょ
高級そうに見えない
グランドセイコーをダサいという人の言い分は大体この4つに分けられます。
昭和のサラリーマン?
グランドセイコーは60年以上の歴史があるブランドなので、祖父や父親が使っていたという人も多いようですね。
そのことを古臭いと感じる人もいれば、逆に祖父や父親が身に着けていた時計を自分もいつか手に入れたい、と憧れの気持ちを抱く人もいます。価値観の違いです。
どれも似たようなデザイン
グランドセイコーは「セイコースタイル」と呼ばれるデザインコードに従ってデザインされているため、デザインに一貫性があります。
デザインに一貫性を持たせることは高級ブランドとして必要な事なのですが、目新しさを求める人には物足りない可能性があります。
なお、ここ数年はダイヤルデザインに非常に力を入れており、色合いも質感も様々なものがラインナップされています。特に「雪白(Snowflake)」と「白樺」は日本らしい美しさを持つダイヤルとして国内外でとても人気があります。
「雪白」や「白樺」が気になった方はこちらの記事もお読みください
地味でつまらない
グランドセイコーはシンプルでオーソドックスなデザインのため「地味」と言われることが多いようです。
腕時計のデザインに遊び心やインパクトを求める人はグランドセイコーのデザインを「つまらない」と感じてしまうようです。
高級時計に見えない
グランドセイコーのコンセプトは「実用時計の最高峰」ですから、これ見よがしな高級感を出すことを目標としていません。
そのため、パッと見て高級と分かる時計が良いという価値観を持つ人は「買うならロレックス」と考えるようです。
ダサいなんて言わせない!グランドセイコーの選び方
グランドセイコーは時計の本質を究めたオーソドックスなデザインなのでどれを選んでも失敗がないですが、絶対にダサいと思われたくない場合は、年齢を加味して身の丈に合ったものを選ぶとよりベターです。
カジュアルなデザインの時計を選んで若作りしすぎてしまったり、逆に、新社会人なのにドレッシー過ぎる時計を選んでしまっては、せっかくのグランドセイコーの魅力も半減してしまうというもの。
年齢や利用シーンに合った時計選びを心掛けましょう。
20代
20代のビジネスマンにおすすめの時計はSBGX261です。
SBGX261は王道デザインをラインナップする『ヘリテージコレクション』のエントリーモデルで、シンプルながらも洗練された雰囲気が特徴です。
20代の慣れない時計選びにおいては、クロノグラフなど凝ったデザインの時計に目が行きがちですが、シックで上品なデザインの時計を選ぶと周りと差がつけられます。
カジュアル過ぎずドレッシー過ぎないので合わせる服を選ばず仕事にも休日にも使えます。
また、機械式よりも安価で手入れも簡単なクォーツ式(電池式)であることも20代におすすめなポイントです。
SBGX261
- シンプルながらグランドセイコーの魅力を最大限に楽しめる
- やや小ぶりな37mmサイズでスマートに
- シンプルな文字盤と金属ベルトは身に着ける場面を選ばない最強の組合せ
- 歪みのない美しい鏡面仕上げが静かにその高級感を主張
品番 | SBGX261 |
駆動方式 | 電池式クォーツ |
ムーブメント | 9F62 |
ケースサイズ | 横 37mm × 厚さ 10mm |
精度 | 年差±10秒 |
防水 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
重さ | 134.0 g |
定価 | 253,000 円(税込) |
グランドセイコーのロゴが変わる前の旧デザインのモデル(SBGX059)も中古で手に入れられます。約11~14万円とかなり価格を抑えることができるので、個人的にはおすすめです。
ぐっ…昨日はグランドセイコー祭りだったのを忘れていた…
— グランドセイコー@腕時計ガイド (@GrandseikoWatch) December 19, 2021
私としたことが乗り遅れました😓#12月18日はグランドセイコー祭り pic.twitter.com/mjc0X6ENep
30代
仕事にも慣れ、余裕が出てきた30代のビジネスマンにオススメするのは、少し背伸びして手に入れたいワンランク上の時計です。
とは言え、自分のことにばかりお金を掛けられないという方も多い年代ですから、ビジネス、プライベート、冠婚葬祭とオールラウンドで使えるコスパの良いモデルをご紹介します。
SBGA211(通称「雪白」)
- 不動の人気No.1モデル
- クォーツ式と機械式の良いとこどり「スプリングドライブ」搭載
- 品があり身に着ける場面を選ばないホワイト文字盤
- ブライトチタン製
品番 | SBGA211 |
駆動方式 | スプリングドライブ |
ムーブメント | 9F65 |
ケースサイズ | 横 41mm × 厚さ 12.5mm |
精度 | 平均月差±15秒 |
防水 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
重さ | 100.0 g |
定価 | 682,000円(税込) |
20代に購入した時計を引き続き使うという方は、ベルトを交換してお手軽に気分転換を楽しむ方法もあります。
40代
40代のビジネスマンに相応しいグランドセイコーは、落ち着いた大人の魅力を最大限に引き出すエレガントなモデル「SBGX331」です。
SBGW231
- 大人の男に似合うクラシカルなデザイン
- 子や孫に引き継ぎたい一生モノの機械式時計
- 機械式ムーブメントの動きが見えるシースルーバック仕様
- ゼンマイを巻き上げる楽しみを味わえる手巻モデル
品番 | SBGW231 |
駆動方式 | メカニカル手巻 |
ムーブメント | 9S64 |
ケースサイズ | 横 37.3mm 縦 44.3mm 厚さ 11.6mm |
精度 | 静的精度:平均日差+5秒~-3秒 (携帯精度:平均日差+10秒~-1秒) |
防水 | 日常生活用防水 |
重さ | 61.0 g |
定価 | 495,000 円(税込) |
「SEIKO」ロゴ入りの旧モデル(SBGX031)も中古で手に入れられます。状態の良いものを選べばかなりお得な買い物となるので、個人的にはおすすめです。
まとめ
本記事では「グランドセイコー ダサい」の意見を考察しました。
感性は人それぞれなので、グランドセイコーのオーソドックスなデザインを「地味」「ダサい」と感じる人もいれば、シンプルで洗練されていると感じる人もいます。
筆者の個人的な見解としては、グランドセイコーは非常にシンプルなので「ダサい」と言われることが他のブランドと比べて圧倒的に少ないと考えています。
実際にグランドセイコーを使っている身としては、悪く言われるどころか「シンプルでいい時計だね!そういうの探してるんだけどどこの?」と何度も聞かれました(知名度が低いのでよく聞かれるのかもしれませんが)。
しかし、ダサいと感じる人が一定数いること、その人たちがグランドセイコーをダサいと感じる理由を理解し、その理由に自分なりの答えが出せれば、もしも「ダサい」と言われることがあっても後悔しないで済むでしょう。