オーバーホールについては、何となく聞いたことはあるけど「本当に必要なのか?」、「どれくらいの頻度でやればよいのか」等疑問点がある方も多いかと思います。
ここでは腕時計のオーバーホールについて解説していきます。
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1. オーバーホールとは
オーバーホールとは別名「分解掃除」や「分解点検」とも呼ばれ、いわゆる腕時計の定期健康診断のようなものです。
腕時計の部品をすべて分解し、洗浄や点検、修理等を行うものです。
グランドセイコーでいえば、「クオーツ」「機械式」「スプリングドライブ」ともにオーバーホールは必要で、実施する目安時期は約5年に1回です。
そのほかにも、クオーツ時計であれば電池交換しても動かない場合や電池の寿命が急に短くなった場合などはオーバーホールが必要です。
機械式・スプリングドライブであれば、精度が悪くなったり、止まるまでの時間が早くなったりした場合にはオーバーホールが必要です。
2. そもそもオーバーホールはなぜ必要なのか
上にも述べましたが、オーバーホールは時計の健康診断のようなものです。
オーバーホールをすることで、故障の原因となるネジのゆるみや汚れ、汗によるさび、ケース内部の腐食などについて、早めのチェックすることができ、そのケア(修理)についても併せて行うことで、愛用の時計の寿命を延ばすことができるのです。
要するに、自分の時計を長く使っていくために必要なお手入れの一つということなので、必ず定期的にオーバーホールを行うようにしましょう。
筆者のグランドセイコーも約5年に1回オーバーホールをしていますので、10年以上ほぼ毎日使っていますが、今も全く問題なく使えております。これからも一生ものの時計として大切に使っていくつもりです。
3. グランドセイコーのオーバーホールの流れ
実際にグランドセイコーをオーバーホールする際は以下の流れで行います。
② 型番等の必要事項の入力
③ 見積金額の確認
④ 時計の送付
⑤ グランドセイコー専用のサービスステーションで点検、修理等を実施
⑥ 時計の返却(代金のお支払)
① セイコー公式HPから申し込み
グランドセイコーのオーバーホールのお申し込みはセイコーの公式HP上で行います。
公式でなくても良いので、少しでも安くオーバーホールをしたいという方は「時計修理の千年堂」がおすすめです。
公式よりも大体5000円以上お安くオーバーホールができますので、気になる方は検討してみてください。
以下の②以降は公式HPでお申し込みされた場合の流れです。
② 型番等の必要事項の入力
画面に従い、型番や連絡先等の必要事項を入力します。
③ 見積金額の確認
オーバーホールのおおよその金額が提示されますので、確認します。
④ 時計の送付
オーバーホールにあたり、時計をセイコー社に送る必要があります。
送付方法はご自身で送る方法と日時を指定して、宅配業者に取りに来てもらう方法があります。
⑤ グランドセイコー専用のサービスステーションで点検、修理等を実施
時計を送付した後はグランドセイコー専用のサービスステーションで点検、修理等が行われます。
オーバーホール中はHP上で進捗状況を確認することができます。
ちなみに点検を行っている際に修理個所等が発見され、③の見積金額をオーバーする場合はセイコーから連絡があります。
⑥ 時計の返却(代金のお支払)
無事にオーバーホールが完了したら、指定した住所に時計が返却されます。
なお、お支払いは現金またはクレジットカード、デビットカードです。
以上で、オーバーホールは終了です。
ちなみにグランドセイコーのオーバーホールは、セイコー以外の時計屋さんに頼むことも可能です。
例えば、「時計修理の千年堂」は、公式より大体5000円以上お安くオーバーホールができますので、少しでも安くオーバーホールをしたいという方は検討してみてください。
最後に駆動方式別に「オーバーホールの料金」と「所要期間」の目安をまとめておきます。
(参考)オーバーホールの料金と所要期間の目安(公式)
料金(税抜)の目安 | 所要期間 | |
クオーツ | 33,000円 | 2~3週間 |
機械式(メカニカル) | 38,000円 | 1か月程度 |
スプリングドライブ | 43,000円 | 1か月程度 |
以上、オーバーホールについて解説してみました。
グランドセイコーをお持ちの方やこれから購入する方は参考にして頂けると幸いです。