【徹底比較】ROLEXとOMEGAはどう違う?

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はじめに

「ROLEX」と「OMEGA」のどちらがより優れているのか、自分はどちらを選ぶべきなのかという話題は世界中で何十年も議論されてきた話題です。

本記事では、ロレックスとオメガについて、それぞれの歴史、品質、デザイン、ブランドイメージ、価格等の観点から両者を徹底比較していきます。

それぞれの特徴を知り、時計選びの参考にして頂ければと思います。

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概要

まずは各ブランドの概要を確認しましょう。

ROLEX

王冠マークでおなじみのROLEX(ロレックス)は、1905年にイギリスのロンドンで創業しました。

本社スイス・ジュネーブ
創業年1905年
人気モデル

コスモグラフデイトナ

エクスプローラー

価格帯オイスターパーペチュアル 約60万円~
エクスプローラー 約80万円~
エアキング 約80万円~
サブマリーナー 約100万円~
デイトジャスト36 約100万円~
ミルガウス 約100万円~
エクスプローラーⅡ 約100万円~
ヨットマスター 約140万円~
シードゥエラー 約150万円~
ディープシー 約160万円~
デイトナ 約160万円~
スカイドゥエラー 約170万円~


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OMEGA

オメガ(OMEGA)の歴史は、1848年にスイスの時計工房からスタートしました。
月面着陸深海探査、最多担当回数を誇るオリンピックの公式タイムキーパーなど、様々な分野で人類の様々な偉業を見届けてきた時計です。

現在は世界最大の時計製造企業スウォッチグループの傘下にあります。

本社スイス
創業年

1848年

人気モデル

スピードマスター

シーマスター

価格帯クォーツ式:30万円台~
機械式:40万円台~
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比較①人気の理由

ROLEXもOMEGAも安定した人気のある時計ブランドです。
それぞれのブランドがなぜ人気なのか、選ばれるポイントを簡潔にご紹介します

ROLEX

理由①ステータス性
知名度が高く、周囲にも「もしかしてロレックス?」と認知してもらいやすくステータス性は抜群といえます。

理由② 資産価値
大抵のモノは購入した途端にその価値は半減してしまいます。時計においても同様のことが言えますが、ロレックスは例外です。
モデルにもよりますが、ロレックスは売却価格が購入価格を上回ることもあります。

そのため「ロレックス投資」と言って、値上がりしそうなモデルを購入して、値上がり後に売却して差額分の利益を得ようとする人々も少なくないようです。

ロレックス投資とまではいかなくても、もし手放すことになった場合に購入価格と同等程度もしくはそれを上回る価格で売却できる可能性が高いことは、安心感につながり、ロレックス人気の要因の1つです。

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OMEGA

理由① NASAお墨付きの性能
NASAはアポロ計画の際、過酷な宇宙空間に耐え得る腕時計を探すため、各社の腕時計を購入し宇宙空間を想定した11項目に及ぶテストを行いました。
その結果、オメガの「スピードマスター」のみが合格してアポロ11号とともに月に行ったのです。

現在に至るまでNASAの公式装備品として採用され続けています。

理由② 維持コストが安い
一般的な腕時計は3~5年に一度オーバーホール(分解掃除)が必要です。
しかし、オメガのコーアクシャル・ムーブメントを採用したモデルは8~10年ごとのオーバーホールでよいとされています。
オーバーホールは時間も費用もかかるので、これが少なくて済むのは大きなメリットと言えます。

理由③ 魅力的なブランドヒストリー
オメガには、月面着陸、深海探査、オリンピックの公式タイムキーパーなど、人類の様々な偉業を見届けてきた輝かしいエビソードに魅了されるファンが少なくありません。

また、『007シリーズ』の主人公ジェームズ・ボンドが愛用する時計として世界中のファンが憧れる時計でもあります。

2021年に公開された『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)が革新的技術とスタイルを兼ね備えた軽量の「シーマスター ダイバー300M 007エディション」を着用しています。

SEAMASTERダイバー300M007エディション(出典:OMEGA
2021年に公開された最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でジェームズ・ボンドが着用したモデル。(チタン、42mm径、自動巻)1,089,000円(税込)



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比較② デザイン

腕時計を選ぶ際に重視するポイントとして多くの人が挙げるのがデザインだと言われています。
ROLEXとOMEGAのデザインの特徴を見ていきましょう。

ROLEX

ロレックスは一目でロレックスだとわかるような「周囲の目を引く目立つデザイン」が多いです。

そのため、周囲にロレックスを着けていることを気付いてもらえることが多く、アピールしたい方にとっては最高ですね。

・サイクロップレンズ

サイクロップレンズは1953年にデイトジャストに搭載され、現在ではロレックスの日付表示を持つほぼ全てのモデルに搭載されています。
サイクロップレンズは、日付窓の真上部分に付いているドーム型レンズで日付表示を2.5倍に拡大する機能を持ちます。

・フルーテッドベゼル
デイトジャストなどのドレスウォッチに採用されるベゼルのデザイン。山型にカットされたギザギザが特徴。

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OMEGA
オメガと言えばクロノグラフの「スピードマスター」とダイバーズウォッチの「シーマスター」の2大モデルが人気です。
この他にもアクティブでスポーティな印象の時計が数多くラインナップされています。
また、ブラック、ブルー、グレーなどクールな印象のダイヤルカラーが揃うのも特徴です。

スピードマスター_ムーンウォッチ
出典:公式サイト
シーマスター_プラネットオーシャン
出典:公式サイト

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比較③ ブランドイメージ

ROLEX

ロレックスは世界一有名な時計ブランドで、時計に詳しくない人でもロレックスだけは知っていたりします。

さらに、老若男女問わず「ロレックス=高級品」というイメージが定着しておりステータス性は抜群です。

その一方で、「成金臭い」「生意気」「イヤミ」「ダサい」などというネガティブな評判も目にします。

他人の言う事など気にしなくて良いと思いますが、お客様や上司よりも高級な時計を身に着けるのはマナー違反というような考えを持つ人も世の中にはいるということを理解しておいた方が無用なトラブルを防げるでしょう。

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なぜロレックスは世界一有名なのか

数多くの高級時計ブランドがある中でなぜロレックスだけがここまで有名になったのでしょうか。

ブランドの歴史の長さや業績を考えるとOMEGAの方が約50年創業が早く、初めて月に行った時計というエピソード性も抜群です。

ロレックスを有名にしたのは「オイスターケース」「パーペチュアル」「デイトジャスト」という三大発明です。これらの発明は「ロレックス三大発明」と呼ばれ、腕時計の実用性向上に多大な貢献をしました。

・オイスターケース
1926年、ロレックスは世界で初めて防水ケースを発明しました。
牡蠣(=オイスター)の殻のように固いことから「オイスターケース」と名付けられました。

・パーペチュアル
パーペチュアル・ローターは「ゼンマイを巻く必要がない時計(=自動巻)」のしくみです。

・デイトジャスト
ダイアル上にある小窓の日付表示が午前0時になる瞬間に切り替わる機構のことです。

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OMEGA

オメガはロレックスに次ぐ知名度を誇ります。
どちらもスイスを代表する時計メーカーですが、ロレックスよりも格下のイメージが付きまといがちで、根拠もなく「ロレックスを買えない人が買う時計」などと言われてしまうこともあります。

比較④ 価格

腕時計を購入する際、価格はデザインに次いで非常に重要なポイントです。
ROLEXとOMEGAの各モデルの新品販売価格を調査し、価格帯順に並べました。

OMEGAはクォーツモデルであれば30万円台から手に入れることが出来ます。
人気の高いシーマスターは60万円台~、スピードマスターは70万円台~となっています。

一方、ROLEXは現在クォーツモデルを販売していません
そのため、機械式のオイスターパーペチュアル31がエントリーモデルとなり、価格は約60万円です。

価格OMEGAROLEX
~40万円

・Constellation
クォーツ

¥341,000

 
~50万円

・De Ville
プレステージ

 
~60万円 

・オイスターパーペチュアル31

¥594,000

~70万円

・Seamaster
ダイバー300M

¥638,000

・Seamaster
アクアテラ150M

¥638,000

・Constellation

¥693,000

・オイスターパーペチュアル41

¥676,500

~80万円

・Speedmaster
ムーンウォッチ
プロフェッショナル

¥737,000

・Seamaster
プラネットオーシャン600M

¥792,000

・Constellation

¥715,000

・エクスプローラー

¥793,100

・エアキング

¥793,100

~90万円

・Seamaster
ダイバー300M

¥858,000

・Speedmaster
ムーンウォッチ
プロフェッショナル
クロノグラフ

¥847,000

・Constellation
グローブマスター

¥847,000

 
~100万円

・Seamaster
ダイバー300M
クロノグラフ

¥924,000

・Seamaster
プラネットオーシャン600M
クロノグラフ

¥979,000

・サブマリーナー

・デイトジャスト36

~110万円

・Seamaster
プラネットオーシャン600M
クロノグラフ

¥1,012,000

・ミルガウス

¥1,014,200

・エクスプローラーⅡ

¥1,049,400

~120万円  
~140万円 

・ヨットマスター

¥1,364,000

~160万円 

・シードゥエラー

¥1,433,300

・ディープシー

¥1,574,100

~200万円 

・コスモグラフ デイトナ

¥1,609,300

・スカイドゥエラー

¥1,713,800

OMEGAと同価格帯なら日本ブランドのグランドセイコーもオススメです。

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比較⑤ デメリット

それぞれのデメリットを挙げてみました。

ROLEX
・入手困難
人気モデルを購入するためにロレックスのブティックを何件もハシゴしたり、何十回も通いつめることを表現した「ロレックスマラソン」や「デイトナマラソン」という言葉が流行るほどです。
オイスターパーペチュアルでさえもすぐには買えない状況になっているようです。
すぐに手に入れたいという方にはROLEXは現実的な選択肢とは言えません。

・人と被る
入手困難が騒がれてはいますが、持っている人がそれなりに多いので人と被るのが嫌な人は気を付けた方がいいでしょう。

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OMEGA
・価格改定
ロレックスに比べて比較的手の届きやすい価格であることがOMEGAの魅力のひとつでしたが、近年どんどん価格改定が進んでいるため、購入を検討している方は急いだほうがいいかもしれません。

・資産価値
希少モデルは例外として、売却価格が購入価格を上回ることは今のところ期待できません。
逆に、中古市場でお得に購入するというのは賢い選択肢のひとつです。

結局どっち?

ROLEXはこんな人にオススメ!
・順番待ちしても欲しい

OMEGAはこんな人にオススメ!
・月面着陸などのストーリーにロマンと魅力を感じる方
・計器のような時計に憧れる
・予算を出来るだけ抑えたい
・すぐに購入したい

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まとめ

本記事では20~30代の男性がはじめて購入する高級時計として特に人気の高いROLEXとOMEGAについて、それぞれの歴史、品質、デザイン、価格、ブランドイメージの観点から両者を徹底比較しました。

結論から言うと、ROLEXとOMEGAはブランドの認知度と資産価値を除けば、ブランドヒストリーや精度、性能はほぼ同等です。

ROLEXとOMEGAのどちらも、時計としてのスペックに遜色はないので、最終的にはそれぞれの特徴などを理解した上で、自分が気に入った方を購入していただければと思います。

番外編

高級腕時計についてもっと知りたい、という方にオススメの書籍を紹介します。

時計専門誌『クロノス 日本版』に掲載された高級時計が高級たる由縁を学べる漫画です。
セイコーの工房見学などの内容も描かれており高級腕時計の入門書として申し分のない内容となっています。

なお、『100万円超えの高級時計を買う男ってバカなの?』という挑発的なタイトルではありますが、高級時計を買う人を馬鹿にした内容の漫画ではありません。

マキヒロチ先生が、日本一時計に詳しい時計ジャーナリストの広田雅将氏の案内のもと、時計にまつわるテーマでさまざまな時計の現場に“大人の社会科見学”に行き、高級時計はなぜこんなに高いのか、その 理由をひとつひとつ解き明かしていく。
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