シンプルで上品な見た目と高級時計ながら20万円台からと手の届きやすい価格で人気のグランドセイコーの腕時計。
一見、デメリットなどないように思えますが、どこかに落とし穴はないのでしょうか?
購入後に後悔しないために、グランドセイコーの欠点・デメリットや購入後に後悔したことがあるという人の意見(後悔する理由)をしっかり押さえておきましょう。
せっかく高価な時計を買ったのに、後悔するなんて絶対嫌ですよね
そこで、本記事では公式サイト等では絶対に教えてくれない、グランドセイコー愛用歴10年の筆者だから言える本当のグランドセイコーの欠点(後悔する可能性のあるポイント)について解説していきます。
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1. 後悔する理由
グランドセイコー愛用歴10年以上の筆者の体験談や、SNS上で目にした「グランドセイコーを買って後悔したこと」をご紹介します。
・傷をつけるのが怖くて着けていて落ち着かない
・テレワークが増えて時計を着ける機会が減った
・購入前に色々調べたつもりだけど、あとからもっと好みの時計が見つかった
・定期的なオーバーホールが必要な事を知らなかった
・スマートウォッチの方が便利で自分に合っていた
・そもそも時計にあまり興味が無いので価格に見合う価値を見出せなかった
私自身、テレワークが増えてから時計を着ける回数が減りましたが、
その分、時計を着けると仕事モードが「オン」になります。
こんな人はグランドセイコーを買ったら後悔する!
時計を購入する動機は人それぞれです。
以下のような考えを持つ方は、グランドセイコーを購入後に後悔する可能性が高いです。
・「高級品はもったいなくて普段使いできないから、外出や特別な日にだけ身に着けよう」
家で眺めているだけで幸せという人なら問題ありませんが、大事にしまい込んで持っていることを忘れるような人だと、何のために買ったのかわからなくなり、後悔する可能性が高いです
・「高級時計を自慢したい」
腕時計に”ステータス性” を求める方も後悔する可能性が高いです。
グランドセイコーは日本を代表する高級時計なのですが、如何せん "知る人ぞ知る" 時計ブランドなので周囲から思ったような評価を得ることが出来ず、「グランドセイコー買わなきゃよかった」と後悔することになりかねません。
2. グランドセイコーの欠点・デメリット
重大なものから些細なものまで、筆者が感じたグランドセイコーの欠点は以下のとおりです。
・ぱっと見の華やかさがない
② 認知度が低い
・時計に関心がない人は知らないことも多く、高級な時計と思われないことも多い
③ 価格が高い
・ここ数年でどんどん値上がり傾向
④ 資産価値
・ロレックスのような価格高騰を期待してはいけない
⑤ 分厚い(スプリングドライブ)
・スプリングドライブは搭載している装置の関係上、ケース(=時計本体)に厚みが出る
⑥ 重い
・スマートウォッチに比べると重さがネック
① デザイン
グランドセイコーの欠点としてまず挙げられるのがデザインです。
グランドセイコーの各モデルは基本的にシンプルなデザインのものが多く、ロレックスやオメガのような海外の高級ブランド時計と比較すると華やかさがないことが人によっては短所(後悔するポイント)になるでしょう。
(勿論、人によっては長所になり得ます)。
同様の欠点として、目立たない、地味というのも挙げられます。
主張の強いデザインではないので、良くも悪くもそれほど目立ちません。
個人的にはさり気ないお洒落さがあり、欠点とは全く思いませんけどね。感じ方は人によると思います。
そのためデザインに関しては一般論を鵜吞みにせず、あなた自身がどう感じるかで判断しましょう。
なお、最近は海外の顧客を意識したような「日本の美」を意識した白樺や雪白のようなモデルも数多く登場しており、シンプル一辺倒だった時代は終わりを告げようとしています。
② 認知度が低い
グランドセイコーは、時計に関心がない人にはあまり知られておらず、高級な時計と思われないこともあります。
高級な時計と思われる必要があるかといわれると微妙ですが、知られていないというのはグランドセイコーファンとしてはちょっと悲しいですよね。
ただ、最近はグランドセイコーの知名度も国内外問わず徐々に上がってきていますし、時計に少しでも関心のある方にはほぼ間違いなく知られているブランドですので安心してください。
セイコーはグランドセイコーの認知度向上に向けて、広告活動に年々力を入れています。
2018年からはメジャーリーグで大活躍中の大谷翔平選手とサプライヤー契約を締結していますので、大谷選手人気に後押しされ、今後、海外でもグランドセイコーの認知度はさらに上がっていくのではないかと期待しています。
③ 価格が高い
グランドセイコーは、品質の高さに対して割安(コスパが良い)な高級時計として知られています。
とは言え、一番安いモデルでも20万円台~ということで、誰もが手軽に買える価格ではありません。
1万円の時計と25万円のグランドセイコーのクォーツモデル。
時計に興味の無い人から見れば「同じような機能、見た目なのにどうしてこんなに価格差があるんだろう。」と疑問に思われるかもしれません。
職人が手作業で作っているなど高いなりの理由があるのですが、その理由を理解せずステータス性だけを求めて購入すると、前述のようにグランドセイコーは「知る人ぞ知る」という位置づけの時計ですから、思ったほど周りに褒めてもらえず「失敗した!」と感じてしまう可能性があります。
ステータス性を求める方にはROLEXやOMEGAの時計をオススメします。
高級時計はなぜ高い?
『100万円超えの高級時計を買う男ってバカなの?』というこちらの書籍は、時計専門誌『クロノス 日本版』に掲載された高級時計が高級たる由縁を学べるマンガをまとめたものです。
セイコーの工房見学など高級腕時計の入門書としておすすめの内容となっています。
グランドセイコーを安く買う方法
① 中古品を購入
グランドセイコーを少しでも安く手に入れたいという方は、中古品を購入するという選択肢もあります。
良くも悪くもグランドセイコーはデザインが大きく変わらないので無理にニューモデルを購入するのではなく、定番モデルの状態の良い中古品を購入するのも賢い選択肢のひとつです。
例えば、以下の「SBGV229」というモデルは定価が396,000 円(税込)なのですが、中古品は楽天市場で21万円くらいから販売されています(2023年3月時点)。
② アウトレット店で購入
中古に抵抗があるという方はアウトレットという選択肢もあります。
グランドセイコーは全国のアウトレットモールに出店している「セイコーアウトレット」で購入することができます。
鬼コスパの「セイコー5」
機械式時計に興味はあるけど高級時計を買うほどではない、もしくは予算が足りないという方もいらっしゃるでしょう。
「セイコー5」ならば1万円台で機械式時計が手に入ります。
気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
④ 資産価値
「ロレックス投資」という言葉を耳にする機会が増えましたが、グランドセイコーもロレックスのように売却価格が購入価格を上回るのでしょうか?
答えはノーです。
残念ながらグランドセイコーが定価より高く売れるということは少なくとも2023年時点ではないようです。値上がり目的でグランドセイコーを購入するのはやめておいた方がいいでしょう。
なので、中古品が定価以上で取引されることもあるロレックスやパテック・フィリップ等の海外ブランドと比べると、資産価値という観点では短所であると言えるでしょう。
しかし、購入価格を上回ることこそありませんが、グランドセイコーはリセールバリュー(=定価に対する買取価格の割合)が比較的高いです。
通常、腕時計の中古買取価格は定価の10分の1前後ぐらいが相場ですが、グランドセイコーの人気モデルの場合は定価の50%ほどで買い取ってもらえる場合があります。
以上の話をまとめると、グランドセイコーの資産価値においてはロレックスには現状敵わないが、その他の多くの時計ブランドに比べると優位性があるということです。
なので、もしグランドセイコーを購入後に手放すことになったとしても一定の金額で売却することができるので、思い切って購入するというのも有りかなと思います。
なお、いざというときのために時計の資産価値を少しでも高くするには、時計をなるべく劣化させない(良い状態に保つ)ことが非常に重要です。
腕時計は直接肌に身に付けるものなので、ベルトの隙間に汚れが溜まり、放っておくとサビが生じます。そこで、定期的に柔らかい布で汚れをふき取ることを習慣づけましょう。
きめの粗い布で拭くと傷がつく恐れがあるので、天然皮革を使用した「セーム革」やマイクロファイバークロスで手入れをするといいでしょう。
グランドセイコーの資産価値についての詳細はこちらの記事をお読みください。
⑤ 分厚い(スプリングドライブ)
これはスプリングドライブのみに関する欠点なのですが、時計本体が「分厚い」ということです。
搭載している装置の関係上、どうしても分厚くなってしまうようです。
分厚いと装着感が良くないと感じる方もいるようです。
装着感が良くないのは、購入後に後悔する理由の上位になるでしょう…
私がスプリングドライブモデルを試着した際は、分厚さはそこまで気になりませんでしたが、個人差がありますので試着して装着感を確認することをおすすめします。
また、分厚いと袖口が腕時計に引っかかってしまいます。
一般的に、シャツからちらっと腕時計が覗く程度がベストのバランスとされていますので、試着時にこちらもあわせて確認すると良いでしょう。
実際にスプリングドライブをつけている写真を投稿されている方がいたので、載せておきます。
あぁ、GS…
— ばったん@ブルーオーシャン探し (@wakayume_key) July 23, 2018
いつ見ても綺麗だ💐
スプリングドライブ独特の滑らかさどえらい好きや💥
高精度、流れるスイープ運針
3日間のパワーリザーブ
ああぁ、最初の機械一本は
こいつで良かったぁ💐
旅には欠かせねぇ💯#機械式時計沼にハマった最初の一本#GrandSeiko pic.twitter.com/ptVzBagq2n
⑥ 重い
グランドセイコーのステンレスモデルが重いという口コミです。
グランドセイコーはステンレス製のモデルとチタン製のモデルがあります。
ステンレス製モデルの方が安価ですが、重いと感じる人もいるようです。
重すぎる腕時計は長時間の着用には適しません。
適度な重さの腕時計を選ぶことが重要です。
3. 後悔しないために購入前にお試し
ここまで購入後に後悔しないためにグランドセイコーの欠点やデメリットについて解説してきましたが、それでもまだ決めきれないという方もいるかと思います。
そんな方におすすめしたいのが「KARITOKE(カリトケ)」という高級腕時計レンタルサービスです。
グランドセイコーは月額4,378円(税込)から利用できますので、購入前に実際に使ってみることをおすすめします。
(グランドセイコー以外のブランドでは、例えばロレックスは月額10,780円(税込)から利用できます)
購入後に後悔しないためにも、購入の前にレンタルしてみるという選択肢、アリだと思います!
また、今なら会員登録することで、2ヵ月間半額になるキャンペーンを実施中ですので、興味のある方は早いうちにチェックしてみてください。
>>KARITOKE(カリトケ)でレンタルできるグランドセイコー、ロレックスを確認する
高級腕時計レンタルサービスについて、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
4. 後悔しないためにアストロンと比較する
これまでグランドセイコーについて解説してきましたが、SEIKOには価格帯がやや近い「アストロン」というブランドもあります。
人によってはグランドセイコーよりもアストロンの方が適している場合もあるため、後悔しないためにはグランドセイコーとアストロンの比較は絶対に必要でしょう。
「それぞれのブランドの特徴」や「どのような人がどちらのブランドを購入すればよいか」といった情報を以下の記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
5. グランドセイコーの長所・メリット
続いてグランドセイコーの良い点(長所)についても簡単に解説しておきます。
グランドセイコーの長所・メリットについて下記のようなものが挙げられます。
・流行を気にせず身に着けられる
・価値が安定
② ブランド力
・国内では圧倒的ナンバーワン
・知る人ぞ知る「本物の時計」
③ デザイン
・一生使える飽きのこないデザイン
・丁寧な仕上げ
④ メイドインジャパン(国産)
・安心と信頼の日本製
⑤ 嫌味にならない
・周囲の妬みを買わないさりげない贅沢
・クワイエットラグジュアリー
① 流行に関係ない
一般に、流行のブランドやデザインはその流行が終わってしまった途端に身に着けているのが恥ずかしい"流行遅れ"になってしまうため、買ったことを後悔する傾向が強くなります。
しかし、グランドセイコーは流行にとらわれない普遍的なデザインを採用しているため流行りに流されることなく使い続けられます。
また、流行のデザインはブームが終わると中古品の価値も一気に下がりますが、グランドセイコーはデザイン変わらないので前述したリセールバリューの高さにも貢献しています。
② ブランド力
アンケートサイト「ボイスノート」を運営するNEXERが2022年6月に発表した「憧れの腕時計ブランド人気ランキング」では、1位ROLEX、2位OMEGA、3位CARTIERに続いてグランドセイコーが4位を獲得しています。
グランドセイコーは世界に通用する国産最高級の時計を目指して作られ、初代グランドセイコーは、歴史ある精度検定スイス・クロノメーター検定規格に国産時計として初めて準拠するものでした。
セイコーはその後もクオーツやスプリングドライブを発表して世界の時計業界を席巻し、現在では国内外から非常に高い評価を受けています。
ロレックスやオメガのような海外有名ブランドとそん色のないブランド力がグランドセイコーにはあり、知る人ぞ知る「本物の時計」です。
③ デザイン
グランドセイコーはシンプルなデザインのものが多く、ロレックスのように一目でそれとわかる華やかさ・派手さがないことが人によっては欠点にもなり得ますが、逆に言えば主張しすぎないのでどんなスタイルにも合うという長所と捉えることもできます。
ビジネススーツからTシャツ短パンのようなカジュアルまでしっくり合う万能なデザインなので
「せっかく頑張って高級時計を買ったのに、派手過ぎて仕事に着けていけない…」
「普段着に合わせると時計だけ浮いてしまう」
というようなよくある高級時計の失敗談とは無縁と言えるでしょう。
また、シンプルさの中にも品があり、高級感が漂います。
少し変わり種として、グランドセイコーには以下のようなスポーツコレクションもありますので、遊び心を求めている方やスポーティなデザインがお好きな方はこちらもぜひ検討してみてください。
いずれのモデルにしてもスーツにはもちろんのこと、カジュアルにも合う万能なデザインになっていますので、これ1本でオンもオフも使えます。
参考までにスーツやカジュアルに合わせているグランドセイコー(twitter)をご紹介します↓
こちらの方が身に付けている白い文字盤が美しい時計は「雪白」と呼ばれる一番人気のあるモデルです。気になった方はこちらの記事も参考にしてみてください。
④ メイド・イン・ジャパン
実際にグランドセイコーを使っている人の声を聞くと、グランドセイコーを選んだ理由として「国産だから」と言う意見が驚くほど聞かれます。
ハイブランド独特の雰囲気に「俗物感」を感じてしまう人が国産を選ぶ傾向にあるようです。
国産ブランドが気になる方はザ・シチズンとの比較記事もあわせてお読みください。
筆者の体験談
「就職や昇進を機にきちんとした時計が欲しい」と考える20~30代の男性が辿り着くのが「ロレックス」「オメガ」「グランドセイコー」「タグホイヤー」「IWC」「ブライトリング」といったブランドかと思います。
いずれも高級ブランドでありながら、パテック・フィリップやヴァシュロン・コンスタンタンなどのいわゆる"雲上ブランド"と比較すると手が届きやすいブランドです。
あくまで個人の体験談となりますが、当時20代で時計の知識がほぼゼロだった筆者は最後までロレックス、オメガ、グランドセイコーで迷っていました。
しかし、最終的には海外ブランドに比べて「硬派」なイメージが決め手となってグランドセイコーを選びました。
同じように迷っている方はこちらもあわせてお読みください。
⑤ 嫌味にならない
派手な海外ブランドの時計を身につけていると、目上の人や周囲の反感を買うこともあります。
そんな時、「分かる人には分かる」グランドセイコーならば嫌味にならずに、むしろ年上の人に褒められるでしょう。
グランドセイコーの良い点について、下記の記事でさらに詳しく解説していますので、あわせてお読みください。
6. まとめ
以上、グランドセイコーの欠点(デメリット)について解説しました。
購入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにもグランドセイコーの欠点(デメリット)についてもしっかり認識しておきましょう。
ちなみに私はグランドセイコーを購入して全く後悔していないどころか大満足しています!
皆様の後悔しない時計選びの参考になれば幸いです。