グランドセイコーは種類が多すぎてどうやって選んだらよいかわからない...
たしかにグランドセイコーには多くの種類があるため、いざ買おうとなった時にどのように選べばよいのか困ることもあるかと思います。
なので、ここではグランドセイコーにはどのような種類があるのかを分かりやすく解説したいと思います。
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1. 動力源別の種類
グランドセイコーには動力源が異なる3つの種類があります。
グランドセイコーの動力源はクオーツ(電池式)、メカニカル(機械式)、スプリングドライブの3つでそれぞれの特徴などは以下のとおりです。
<動力源別比較表>
動力源 | クオーツ | メカニカル(機械式) | スプリングドライブ |
デザイン (代表モデル) | SBGW231 | SBGA437 | |
動力の概要 | 電池 | ぜんまいがほどける力 | ぜんまいがほどける力 (クオーツのメカニズ ムで高精度実現) |
電池交換 | 要(約3年に1回) | 不要 | |
時刻合わせ | 不要 | 必要 (3日間くらい使っていない場合) | |
精度 | ±1秒/月 | ±150秒/月 | ±15秒/月 |
秒針の動き方 | 1秒ごと | 小刻み | 滑らか |
オーバーホールの 料金(目安) | 36,000円程度(税込) | 42,000円程度(税込) | 47,000円程度(税込) |
推定寿命 (筆者調べ) | 50年 | 50年以上 | 最低30年 (歴史浅く、不明) |
価格 | 20万円~30万円程度 | 50万円~60万円程度 | 50万円~70万円程度 |
動力源別の選び方
上記を踏まえ、「どのような方がどの動力源のモデルを選べばよいか」について筆者個人の見解を簡単にまとめておきますので、参考にしていただければと思います。
- できるだけ安く手に入れたい⇒クオーツ
- 時刻合わせはしたくない⇒クオーツ
- 電池交換は絶対したくない⇒メカニカルorスプリングドライブ
- 絶対に50年以上使い続けたい⇒メカニカル
- セイコーの最先端技術を体感したい⇒スプリングドライブ
なお、動力源別の寿命とオーバーホールに関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてお読みください。
2. コレクション別の種類
グランドセイコーは動力源ではなく、コレクション別に種類分けすることもできます。
グランドセイコーにはHeritage Collection(ヘリテージコレクション)、Sport Collection(スポーツコレクション)、Elegance Collection(エレガンスコレクション)、Masterpiece Collection(マスターピースコレクション)の4種類のコレクションがあります。
これらは主にデザイン(見た目)や材質で分けられております。
それぞれのコレクションについて、1つずつ簡単に解説していきます。
① Heritage Collection(ヘリテージコレクション)
まずはHeritage Collection(ヘリテージコレクション)です。
「Heritage」には遺産や伝統といった意味があり、ヘリテージコレクションは伝統的なデザイン、ベーシックなデザインのものが多いです。
例えば以下のようなモデルがヘリテージコレクションです。
SBGA437
品番 | SBGA437 |
駆動方式 | スプリングドライブ(最大約72時間持続) |
ムーブメント | 9F65 |
ケースサイズ | 横 40mm × 厚さ 12.3mm |
精度 | 平均月差±15秒 |
防水 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
重さ | 157.0 g |
定価 | 539,000 円(税込) |
SBGA211
品番 | SBGA211 |
駆動方式 | スプリングドライブ(最大約72時間持続) |
ムーブメント | 9F65 |
ケースサイズ | 横 41mm × 厚さ 12.5mm |
精度 | 平均月差±15秒 |
防水 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
重さ | 100.0 g |
定価 | 682,000 円(税込) |
このようにシンプルなデザイン、「ザ・グランドセイコー」といった感じのデザインのものはヘリテージコレクションに該当しますので、使っている人も一番多いのではないかと思います。
ちなみに上の「SBGA211」というモデルは、「雪白」や「雪代」、「スノーフレーク」といった愛称で親しまれていおり、グランドセイコーの中でも非常に人気の高いモデルです。
「雪白」は、純白の和紙のようにも見える特殊な文字盤が最大の特徴です。画像ではわかりにくいのですが、本当にほかのブランドには真似できない絶妙な色と質感の文字盤になっています。
② Sport Collection(スポーツコレクション)
Sport Collection(スポーツコレクション)はその名の通り、基本的にはスポーティなデザインのモデルです。
以下のような良い意味であまりグランドセイコーっぽくないデザインのものが多いです。
SBGA229
品番 | SBGA229 |
駆動方式 | スプリングドライブ(最大約72時間持続) |
ムーブメント | 9R65 |
ケースサイズ | 横 44.2mm × 厚さ 14mm |
精度 | 平均月差±15秒 |
防水 | 200m潜水用防水 |
重さ | 201.0 g |
定価 | 704,000円(税込) |
SBGN005
品番 | SBGN005 |
駆動方式 | 電池式クオーツ |
ムーブメント | 9F86 |
ケースサイズ | 横 39mm × 厚さ 12.1mm |
精度 | 年差±10秒 |
防水 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
重さ | 149.0 g |
定価 | 363,000円(税込) |
私もグランドセイコーのスポーツコレクションの実物(SBGN003)を着けてみたことがありますが、ごつすぎることもなく、スポーティの中に品があり、特にオフにぴったりだな(もちろんスーツにもいけそう)と思いました。
このようなデザインが好きな方は是非スポーツコレクションも選択肢に入れてみてください。
③ Elegance Collection(エレガンスコレクション)
「Elegance」には優雅や上品といった意味があり、Elegance Collection(エレガンスコレクション)はより上品で高級感のあるモデルが多いです。
Elegance Collection(エレガンスコレクション)には18K ゴールドやダイヤモンドを使ったものも多く、価格も比較的高いものが多いです。
ちなみに上の「STGK011」はレディースモデルなのですが、なんとダイヤモンドが40個もセッティングされているそうです。
④ Masterpiece Collection(マスターピースコレクション)
最後に紹介するのは、Masterpiece Collection(マスターピースコレクション)です。
Masterpiece Collection(マスターピースコレクション)は、記念モデルみたいな感じで正直別格です。
値段もびっくりするぐらい高いです。
マスターピースコレクションの一番安いモデル(SBGD202)で484万円(税込)ですから、少なくとも私のような普通の会社員にはとても手が出るような代物ではないですね。残念ながら。。
ただ、これを読んで頂いている方の中には、もしかしたらこれぐらいの価格帯で時計を探されている方もいるかもしれませんので、一応マスターピースコレクションの2モデルを紹介しておきます。
以上、グランドセイコーの種類について、動力源別とコレクション別に解説してみました。
正直、公式サイトでは分かりづらい部分もあるかと思いますので、できるだけ分かりやすくかつ必要な情報に絞って説明してみました。
グランドセイコーの購入を検討している方にとって少しでも参考になれば幸いです。